寝たまま出勤するスタイルを発明した!
出勤ってつらくないですか?
特に、東京の通勤ラッシュはおぞましい。ぎゅうぎゅう詰めになって、体が押しつぶされるし、眠いし、手の位置次第で女の人に痴漢に間違われそうだし、あんまりいいことはない。
いつも気になっているデッドスペース
その一方で、電車をよく見ると、ぎゅうぎゅう詰めになっているのに、頭の上には幾らかばかりのデッドスペースがある。身長が高ければ、離れたところを見られるほど。最近では、網棚なんて無くしてもよくね?という話になっているのだそうだ。さらに無駄にみえるよね。有効活用できないものだろうか。
最近話題になっている自動運転カー
自動車が自動で運転するという夢の技術。アメリカではグーグルの自動運転カーが、何年もテストしていて、完成度が高くなっているようだ。参考: http://jp.techcrunch.com/2015/05/13/20150512google-says-its-self-driving-cars-drive-better-than-you/
電車のデッドスペース + 自動運転カー = …
そこで本題に戻る。とにかく通勤がめんどい。てきとうに眠ってても起きたら最寄り駅についてくれてればいいのに!!というわけで、真剣に考えた結果、上のような図になった。番号を追って解説していこう。
図の解説・シチュエーション
27歳のてきとう君は、新卒4年目くらいのサラリーマンである。なんと、「眠ったまま勤務先最寄り駅まで運ぶ夢の様なシステム」の1年間無料テスターに選出された!!
1 てきとう君、自宅でぐっすり
自宅で、てきとう君はぐっすりと眠っている。前日はミスした後輩のフォローに回って終電帰り。一分でも長く眠っていたい。
2 てきとう君、自動運転カーに乗せられる
てきとう君はぐっすりと眠っているが、電車の始発の時間に近づく頃、自宅から自動運転カーに運びだされて最寄り駅まで運ばれる。そこでもぐっすりと眠っている。
3 てきとう君、駅に運び出される
自動運転カーがてきとう君宅の最寄り駅にたどり着く。始発の専用の車両(寝台通勤車)に乗せられる。そこでもぐっすりと眠っている。
4 てきとう君、寝台通勤車に乗る
寝台通勤車とは、「起き上がれないほど狭いが、眠っていたら快適に過ごせる通勤型車両」である。車両の容積の限界までみっちり使うので、1両あたりの人数は通常の通勤車よりもたくさんの人を運び出せるものだ。そこでもぐっすり眠っている。
5 てきとう君、会社の最寄り駅に到着
てきとう君は最寄り駅で降ろされる。そこで目が覚め、身支度を始める。駅はスーパー銭湯のようになっていて、朝食を取るためのカフェはサラリーマンで賑わっている。
6 てきとう君、会社へ歩いて出勤
身支度が終わった。意識高い系のてきとう君、朝は勉強に励んだあと、歩いて出勤。いってらっしゃい。
質問タイム
降ろされるというのは?
車両ごとに最寄り駅で全員降ろされるのがいいんじゃね?
これ、帰りはどうするの?
しらね。ふつーに帰って。
閉所恐怖症で寝台通勤車に乗ることができません。
まず、「閉所恐怖症」という言葉を思い浮かべるんだ。そしたらゆっくりこう唱えるんだ。「存在しない」と。