【モヤモヤ】6月にあったできごと PHP Conference Japan 2025やPHPverseなど
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6月にあったできごと
PHPであったことを並べていくと以下のようになる
PHPverse
PHPverseはJetbrainsさんが主催してくれた国際カンファレンスで、YouTubeで行われた。中には、YouTubeが見れない地域からですらアクセスがあったらしく色々な国・地域からの参加者がいて楽しかった。
その一方で、日本人がDiscordやYouTubeのチャットにあんまいなくて、PHPerRoomに固まってたらしくって、正直悲しかったなておもった。ちょっと英語はくだけてたけど、そんなに難しくなかったし、英語でやり取りすることが楽しいと思ってるぼくからすると、そういう国際交流のチャンスを逃してるのが悲しかったなって思った。
時間に関しては全くしょうがなくって、日本時間にすると完全なる深夜であり、途中で抜けざるを得なかったけど、その時の反応もたくさんしてくれて楽しかった。
次あったら嬉しいなあと思ったりする。30周年を迎えたということで行われたイベントだけども。なかったらInternational PHP Conference(IPC)かな…(リモートでも高いんだよな)
とはいえ、PHPverseも国際的とは言いつつも、結局は「経済制裁のない地域」でのやり取りであって、それがある地域からはオープンソースで貢献することも、享受することもできるのだけど、PHP Foundationのような仕組みを受けることもできないし、何をするにしても制限がかかる。本当に難しい。
PHP Conference Japan 2025
「行けたら行く」くらいの感じで行こうかなと思ったのだけど、なんか疲労がすごくてオンラインで見てた。キーノートは廣川さん。
キーノートで言うところがあるとすると、やはりDmitryさんのZend退職がなかったのがちょっと悲しかったな。これからJITの開発が止まってしまうのではないかという懸念がある。彼は現在ほとんどコメントに徹していて、新規開発がなくなってしまっているように思う。どうなんだろ。Pipe Operatorのように、新規に開発されてるものはあれど、なんか新規のネタがないように見えるのは流石に2024から6ヶ月しか経ってない上にまだPHP 8.5のFeature freezeに到達していないので何もネタが出せないという状態にある。開催時期がちょっと極端に偏りすぎている。
この時期ではコミッターのぼくからすると何も喋るネタがない。厳密にはこの間変化が大きく、ネタに出そうにも出しづらいというのがある。ちょっと難しかったなと思った。
PHPのカンファレンスが日本各地で行われるのはいい面もあるのだろうけど、いわゆるイツメンのように固まってしまうのも懸念点の一つ。6月には技術書典があったのだけど、PHPのネタはゼロ。カンファレンスに偏ってしまっていて、情報発信が中途半端になっているのではないかというのは自分も含めて反省点がある。
RubyKaigiでも地域のカンファレンスが乱発してた時期があったと承知してるが、それはRubyのコミッターが日本にたくさんいることにより、コミュニティからフィードバックを得やすいというのもあっていいのだが、PHPの場合はカンファレンスでどれだけ騒ごうともほとんどがEUにいるコミッターになかなか通じないところが辛いところ。そして内輪向けになっていってしまうのはちょっとなんかこう…モヤモヤが残る。
カンファレンスのネタを再現しようとすると、途中の思考プロセスが抜けているのでただのHow toになってしまっていて適用しづらいとかがあってとにかく難しい。思考プロセスを長文で書こうとするとやはり技術書とかになるだろうと思われる。カンファレンスのスライドでは情報量に限界を感じる。
「敵」作っちゃったな
全方位にけんかを売ってるような感じだが、なんかこう…もやもやを書き出したらこうなった。許してくれる人もいれば、怒る人もいるだろうなと思う。
ただ、コミュニティが偏っているように感じ始めているので、なんかこうないかなと思った次第。