成果主義とはなんなのか
成果主義
その人が上げた実績や成績などから人を評価する。それ以外は指標に入れない。
成果主義の正しい使い方
成果主義というのは、実績を上げれば上げるほどどんどん評価が上がっていく。それが給料や待遇のアップに繋がる。ということは、給料や待遇がアップするには、どっかから給料になるものを引っ張ってこないといけないということになるなぁ。
新規開拓とか開発とか、誰もやったことのない分野とかで導入すると効果が高いのではないだろうか。
- 成功したら成果が上がるので、新規開拓を促せる
- 失敗したら成果が下がるので、軌道修正を促せる
- 成功・失敗のどちらにしても、その結果から迅速な行動が取れる
ただ、成果主義でやり続けると、ノウハウの継承が難しいのかもしれない。それは以下の理由とかんがえられる。
- いつも状況が変化してしまうので、次第に感覚や経験に頼るようになってしまいがちで、言葉やデータとして説明できなくなってしまう。
- 成果が求められる環境でデータを取る作業は、長期的に見るとメリットがあっても、二の次になりがちである
- 自分自身の成果を追求することが最優先課題となってしまうので、他人にノウハウを継承することが二の次になりがち
成果のみを求めると、二の次になりがちな仕事はとことん後回しにされてしまう。長期的にみて対処すればメリットがあるとか、放置してしまったことによるデメリットがあるとしても、目の前の仕事のほうがよっぽど重要になるのだ。
成果主義のやんなっちゃうところ
失敗できず、品質が均等であることが求められる環境で成果主義を取り入れることは以下の理由によるリスクがあると考えている。
- 品質が均等に、不良品を作らないことが最優先である場合、評価は頭打ちになる
- 不良品を作らないようにするための規律でガッチガチの環境では、何も挑戦できないし、する必要はない
- 不良品を作るといった失敗をした場合、評価が頭打ちになっているので挽回が難しい
成果主義では挑戦を促す以上、失敗はつきものである。そうである以上、失敗に対して挽回できるシステムとして運用されるべきではないだろうか。
コストを下げたいの
コスト(人件費)を下げたいという理由で成果主義と取り入れるくらいなら、さっさと機械化しちゃえが一番合理的だと思う。難しいとは思うんだけど。