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この度のPHPerKaigiの採択における無礼な言動について #phperkaigi

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背景

この度、わたくしてきめんは、PHPerKaigiにて mb_trimを作りました というプロポーザルを投稿したところ、大変残念ながら採択ならずという結果に終わりました。

https://fortee.jp/phperkaigi-2024/proposal/599e10b2-bf98-420a-9129-0a893571d23a

mb_trim関数をPoCの作成、RFCの記述に当たり、大変貴重な経験をさせていただいたとは思うものの、そのプレッシャーとストレスは普通ではなかったようで、採択ならずという結果に納得できずに「PHPを名乗るな」などのポストを行ってしまいました。

PHPerKaigiの関係者・運営の方に対して無礼なポストをしてしまい、申し訳ありませんでした。

その後の反応

「どこかで話してほしい」という声は複数頂いていますので、どこかでお話させていただければと思います。

現状について

現状というか、ただの言い訳になってしまいます。

現在、サイボウズ株式会社に雇用されてなるべくオープンソース活動を行うようになったとはいえ、mb_trim関数の実装のときに思った「もっと上手い人がやってほしい」という気持ちがあるとおり、人手の部分でのリソース不足に悩んでいます。

また、日本からphp-srcでのやり取り、PHP Internalsへの働きかけを行う人々が少ない現状、Deprecate declare(encoding='...') + zend.multibyte + zend.script_encoding + zend.detect_unicode ? のように「ほとんどUTF-8使うからUTF-8にしようぜ」というふうな歴史的事情を顧みないInternalsのメールもある現場で、自分ひとりがマイノリティで他多数がマジョリティな中で「それはダメだ」と言い続けることに対してもストレスに悩んでいます。

簡単に示すと私は以下の通りになるわけです。少なくとも私はそう思っているという図ではありますが。

PHP Internals <-> てきめん <-> 日本のPHPコミュニティ | | php-src <------------+

PHP Internalsでやり取りをし、日本のPHPコミュニティでもやりとりをするわけなので、その負荷はとてもつらいものに感じています。PHP Internalsで得られた成果を日本のPHPコミュニティに反映できないとなると、本当に苦しいわけであります。

この現状をなんとか打開したいと考えた場合、何点か考えられると思われます。

  • 社内でIssueを作ってくれる人を育成する
  • 社外にもIssueを作ってくれる人を募ってみる

こうして考えたときに、後者の「社外にもIssueを作ってくれる人を募る」を選択しています。それはPHPを様々なユースケースで扱っているだろうと考えると、サイボウズに閉じるのはよくないと考えているためです。例えば、通常のWebアプリケーションではmbstringが対象になりますが、ゲーム会社では乱数が対象になったりします。それくらいユースケースが違うはずですから、社外から募るのが都合がいいだろうと思っています。

ちょうど、工藤さんが採択されたようですので、実際にPHPerKaigiで聞いてみてほしいです。

https://fortee.jp/phperkaigi-2024/proposal/ff5adcd4-310d-40ef-bb7d-0b3845d21813

php-srcの知識がほしいという方は、おのぽんさんが採択されたようですので、実際にPHPerKaigiで聞いてみてほしいです。

https://fortee.jp/phperkaigi-2024/proposal/26fcb764-0a5a-4759-9cb7-d8f14814e97a

対応策

正直なところ、カンファレンスでの発表を縮小しようかと考えています(現状採択された北海道、関西、小田原に関しては全力で資料を作成します)。また、サイボウズを媒体として利用してもいいとのことだったので、プロポーザルの投稿を控えめなものにしていこうと思います。今まではフリーランスだったこともあり、「採択されなきゃダメ」という意識が強すぎました。

PHP Conference Japanでプロポーザルを投稿するときには「落ちたとしても発表できるようにするぞ」とプロポーザルを投稿する時点で資料作りをはじめていますので、PHP Conference Japanでの発表もしくはサイボウズ主催などの勉強会などでの発表を考えます。

また、遠方で見られないという方のために、YouTubeでの動画投稿もありうるかもしれません。

ストレスの少ない方法での外部発信にさせてください。

結びに

言い訳のほうが長くなってしまいました。mb_trim関数の発表については発表資料を引き続き作成していこうと思います。これに関しては発表できる機会を待ちたいと思います。

この度は無礼なポストをしてしまい、申し訳ございませんでした。

2023/12/06 18:59