小学生の算数でイラッとした話
イラッと来た
大人のほうが手こずる算数という本の内容をやっている。その中の問題の「得票数」にイラッと来た。こんな感情を抱いたのは久々で、本としては良い本なのだろう。
どういう問題か
こういう問題である。この問題、明らかに判断する材料が無さすぎて曖昧だ、わけがわからないと思っていた。
39名の中から代表委員を2名選ぶことになった。代表委員に必ず当選するには、最低でも何票取ればよいか?
- 代表委員を2名選ぶ方法が明確になっていない
- 「何票」と言われているので、仮に投票だとしても、1名あたりの票数がわからない
- 「何票」と言われているので、仮に投票だとしても、立候補者数がわからない
しかし、問題文をばらしていくと、これだけで答えに導くには十分な材料であるらしい。
代表委員を選出する方法
代表委員に立候補したのは3名以上いて、3名以上の中から投票によって選出する方法のようだ。そうしておこう。また、1名あたりの票数は、「最低」という言葉から1票として考えられる。
必ず当選する
実は、ここには解答に必要な条件が1つある。「必ず当選するのに必要な票数」である。
当選するのに必要な最低票数は、立候補者数が2名以下であれば投票自体がないので0票である。しかし、「必ず」当選するのに必要な票数となっているので、0票では必ず当選はできない。
必ずということは、一番多い投票数になるシチュエーションで、これだけ票をもらえば必ず当選できる票数ということである。もっと噛み砕いて言えば「立候補者数は3名で当選できる票数」ということになる。
あとは、計算すれば答えが出るということらしい。
とは言え
結局、この選出方法は選挙でいいのか?とはいえ、僕の頭が足りないことがよくわかった。